2008年02月26日

ろうあ学校

ろうあ学校
お子さんの服のことでご来店いただいたおとうさんが
たまたま、ろうあ学校の先生をされているということで
しばらく話をしました。
感じたのは、同情ではなく厳しさも持ち合わせて生徒に接する
愛情というものでしょうか、その真摯な姿勢でした。
こどもの時に受けた環境なり教育が影響大とすれば
先生の役割はとても重く、責任も大きいにちがいありません。

私が小学生で電車通学をしていたころ、毎朝のように乗り合わせる
ろうあの姉弟がおりました。
弟の子は1~2年生、お姉ちゃんは5~6年くらいだったでしょうか、
男の子の低学年ですから座席にちゃんとすわっているのも長続きせず
混雑した車内を歩き回ろうとします。するとお姉ちゃんが弟のランドセルを
おさえて手話で一生懸命にたしなめるのです。その言葉の内容はわかりません
でしたが、弟をしっかりと見据える目が弟を諭していることを感じました。
多分、お姉ちゃんと私は同学年くらいだったと思うのですが
私には随分と大人っぽく思えて、こども心に「僕らより、よっぽどえらいな」
と尊敬さえ感じてしまいました。
お姉ちゃんは、「ろうあだからと甘えは許されず、もっとしっかりしていらしゃい」
と言いたかったのでしょうか、あの厳しいまなざしは忘れません。

最近では負の人に対してのいじめが当たり前の風潮になっていますが
いじめるのではなく、愛する(厳しさをもちあわせた)ということが
こどもたちを平等に成長させる大きな糧(カテ)ではないでしょうか。
ろうあの子どもたちには家族の愛情が一番大事だと先生は言われますが、
親が心配されるのは、子どもたちが大きくなり自立する時に親は年老い
そこで社会が暖かく受け入れてくれるのか、そこも先生は強調しておりました。
これはなにもろうあの方々だけの問題でなく
すべて子どもたちを取りまく共通した課題だとつくづく感じてしまいました。


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Posted by ドーンさん at 14:45│Comments(2)ある日
この記事へのコメント
はじめまして!子供の笑顔に優劣はありません。聾唖も発達障害も障害ではなく個性ですから・・・。彼らの純粋な心こそが宝物だと思います。そして、その宝物を守るのが大人の役目だと思います。僕に何ができるのかは、模索中ですが・・・(^^)v
Posted by マサ at 2008年02月26日 15:10
コメントありがとうございます。
ホントです。こどもの笑顔はみんな素敵です。
これ以上の宝ものはなかなかないですね。
私たちみんなで考えなければ。
ブログもひとつの方法かと思いました。
Posted by ドーンさんドーンさん at 2008年02月26日 15:20
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    コメント(2)